駐車場の土間コンクリート 厚み【徹底解説】失敗しないための選び方!


群馬県富岡市で外構工事をお考えの皆さま、こんにちは。なないろハウジングです。


新築やリフォームで駐車場を作る際、土間コンクリートの厚さって悩んでいませんか?「厚くすれば丈夫だけど、費用もかかるし…」と迷われる方も多いのではないでしょうか。


実は、土間コンクリートの厚みは、駐車場の耐久性や安全性に大きく影響するんです。厚みが不足していると、ひび割れや沈み込みの原因となり、せっかく作った駐車場がすぐにダメになってしまうことも。


この記事では、駐車場の土間コンクリートの厚さについて、初心者の方にもわかりやすく解説します!


土間コンクリートの厚みの基礎知識


土間コンクリートの厚みと強度

土間コンクリートの厚みは、その強度と密接な関係があります。一般的に、コンクリートの厚みが厚くなるほど、強度も増します。これは、コンクリート内部の骨材同士が密に結合し、より強固な構造となるためです。


では、なぜ厚みを厚くする必要があるのでしょうか。それは、土間コンクリートに掛かる荷重に耐えるためです。駐車場の土間コンクリートは、自動車の重量を支えなければなりません。特に、大型車や頻繁に車が乗り降りする場所では、より厚みのあるコンクリートが必要となります。


土間コンクリートの厚みの選び方

駐車場に駐車する車の重量

車両の重量によって、必要なコンクリートの厚みが変わります。軽自動車であれば10cm程度の厚みで十分な場合もありますが、大型車やSUVの場合は、15cm以上の厚みを確保することが望ましいでしょう。頻繁に重量のある車両が出入りする場合は、より厚くすることも検討しましょう。


地盤の強度

地盤が軟弱な場合は、厚みを増すか、地盤改良を行った上で施工する必要があります。一般的に、住宅の基礎に使われる地盤であれば、10cm程度の厚みで十分な強度が得られます。しかし、土がゆるい場所や、以前にも建物が建っていた場所など、地盤が弱い場合は、専門家にご相談ください。


予算

土間コンクリートの厚みは、使用するコンクリートの量に比例して費用が変動します。厚みを増やすほど、材料費や施工費がかかります。予算と相談しながら、必要な強度を確保できる範囲で最適な厚みを決めましょう。


気候条件

群馬県富岡市のような寒冷地では、冬場の凍結融解を繰り返すことで、コンクリートにひび割れが生じやすくなります。そのため、一般の地域よりも厚めのコンクリートを打設することが推奨されます。また、凍害防止のために、早強性のコンクリートを使用したり、ワイヤーメッシュを密に配置したりするなどの対策も有効です。


将来的な利用計画

将来、駐車場に重量物を設置したり、カーポートを設置したりする予定がある場合は、その荷重に耐えられるだけの厚みを確保する必要があります。例えば、重量のあるカーポートを設置する場合は、12cm以上の厚みが望ましいでしょう。また、将来、庭の一部を拡張したい場合など、土間コンクリートの撤去や補修を考慮し、必要以上の厚みにしないことも大切です。


駐車場に最適な土間コンクリートの厚み


乗用車用の場合

一般的な乗用車を駐車する場合、10cm程度の厚みが一般的です。この厚みであれば、通常の乗用車の重量に十分耐え、ひび割れなどの発生を抑えることができます。地盤が軟弱な場合は、さらに厚みを増す必要がある場合もあります。


軽自動車用の場合

軽自動車は乗用車に比べて重量が軽いため、8cm程度の厚みでも十分な強度が確保できます。ただし、頻繁に重い荷物を載せたり、複数の車を駐車する場合は、10cmに厚みを増すことをおすすめします。


大型車用の場合

大型車用SUVやトラックなど、重量のある大型車を駐車する場合には、15cm以上の厚みが必要になります。特に、頻繁に大型車が乗り降りする場合は、より厚いコンクリートにすることで、長期間にわたって安心して使用することができます。


土間コンクリート厚みの失敗例・成功例を紹介

失敗例1:厚みが薄すぎた場合

あるご家庭では、コスト削減のため、土間コンクリートの厚みを最小限に抑えました。しかし、数年後にはひび割れが多数発生し、雨水が染み込むようになってしまいました。結果、下地の腐食や、車両のタイヤがはまり込むなどのトラブルが発生し、再度やり直すことになったそうです。


失敗例2:厚みが厚すぎた場合

一方、耐久性を重視し、必要以上の厚みの土間コンクリートを打設したケースもあります。この場合、材料費や施工費が大幅に増加するだけでなく、土中の水分が抜けにくくなり、ひび割れの原因となる可能性も高まります。


成功例:適切な厚みを選んだ場合

ある駐車場では、専門業者に相談し、車両の重量や地盤の強度などを考慮した上で、最適な厚みの土間コンクリートを打設しました。その結果、長年にわたってひび割れや沈下することなく、安全に利用できています。

土間コンクリートの厚みを決めるときの注意点


地盤の状況

軟弱地盤の場合


軟弱地盤は、水分が多く、地盤が弱い状態を指します。このような地盤に土間コンクリートを打設すると、時間が経つにつれて沈下し、ひび割れが発生する可能性が高まります。これを防ぐためには、以下の対策が有効です。


砕石層の厚みを増やす: コンクリートの下に砕石を敷き、地盤の強度を高めます。一般的には10cm程度の厚みが目安ですが、地盤の状況によってはさらに厚くする必要があります。

地盤改良を行う: 地盤改良材を注入したり、杭を打ち込むなど、地盤の強度を上げるための工事を施します。


傾斜地の場合


傾斜地では、土間コンクリートが滑り落ちる可能性や、水が溜まりやすくなるといった問題が発生する可能性があります。これらの問題を防ぐためには、以下の対策が有効です。


擁壁を設置する: 傾斜地に沿って擁壁を設置し、土が崩れるのを防ぎます。

排水対策を行う: 排水勾配を設け、雨水が溜まらないようにします。


配筋の重要性

土間コンクリートの耐久性を高める上で、配筋は欠かせない要素です。配筋とは、コンクリートの中に鉄筋を組み込むことで、コンクリートの引っ張りに対する強度を補強する作業のこと。コンクリートは圧縮力には強いですが、引っ張り力には弱いため、ひび割れが発生しやすいのです。


一般的に、住宅の土間コンクリートでは、直径10mm程度の鉄筋を15cm~20cm間隔で配置することが多いです。しかし、これはあくまで一般的な目安であり、実際の配筋は、建物の構造や荷重、地盤の状況などによって異なります。


なぜ配筋が必要なのか?


ひび割れ防止: コンクリートの収縮や温度変化によるひび割れを抑制し、耐久性を高めます。

強度アップ: 鉄筋がコンクリートの引っ張り力を補強することで、全体の強度が向上します。

耐震性向上: 地震などの外力に対して、建物の強度を保つことに貢献します。


配筋の種類と施工方法

鉄筋の種類: 一般的に使用されるのは、SD295Aという種類の鉄筋です。この鉄筋は、引っ張り強度が高く、耐久性に優れています。

配筋の間隔: 前述の通り、15cm~20cm間隔が一般的ですが、荷重が大きい場所や、ひび割れが懸念される場所では、間隔を狭めることがあります。

施工方法: 鉄筋を所定の位置に配置し、コンクリートの中に埋め込む作業を配筋と言います。この作業は、専門の業者に依頼することをおすすめします。



業者選びのポイント

土間コンクリートの施工を業者に依頼する際、どこに頼めば良いか迷う方も多いのではないでしょうか。せっかくの駐車場ですから、長く安心して使えるようにしたいですよね。そこで、業者を選ぶ際にぜひとも確認しておきたいポイントをいくつかご紹介します。


経験豊富な業者

まずは、経験豊富な業者を選ぶことが大切です。 土間コンクリートの施工は、ただコンクリートを流し込むだけではありません。地盤の状態や、使用する材料、施工方法など、様々な要素を考慮する必要があります。経験豊富な業者は、これらの知識と技術を豊富に持ち合わせており、お客様の要望に合わせた最適な施工プランを提案することができます。


実績の確認

次に、実績を確認しましょう。 実際に施工された現場を見学させてもらったり、施工事例の写真を見せてもらうことで、業者の技術力や施工品質を目で確認することができます。また、過去の顧客からの評判を聞くことも、業者選びの参考になります。


保証制度

そして、保証制度があるかどうかも重要なポイントです。 施工後、万が一不具合が生じた場合に、しっかりと対応してくれる業者を選びたいものです。保証期間や保証内容を事前に確認しておきましょう。


コミュニケーションズが取りやすいか

最後に、コミュニケーションが取りやすい業者を選ぶことも大切です。 施工に関する疑問点や不安な点など、何でも気軽に相談できるような業者を選びましょう。


まとめ


「土間コンクリートの厚み」について、様々な角度から詳しく解説してきました。駐車場の土間コンクリートの厚みは、建物の寿命や安全性に直結する重要な要素です。厚みが不足していると、ひび割れや沈下を引き起こし、車の破損や怪我の原因となる可能性も。逆に、必要以上の厚みにすると、コストが嵩んでしまいます。この記事が土間コンクリートの厚み選びに活かして頂ければ幸いです。

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なないろハウジングでは、お客様の駐車場の用途や、ご予算、そして何より、永く安心してカーライフを送っていただくために、最適な土間コンクリートの厚みを設計・施工いたします。配筋、コンクリートの選定まで、経験豊富なスタッフが丁寧にサポートいたします。


「駐車場の土間コンクリートの厚みで悩んでいる」「専門家に相談したい」とお考えの方は、ぜひ一度、なないろハウジングにご相談ください。群馬県富岡市を中心に、お客様のご要望に合わせた最適な外構をご提案いたします